余ったモルタルを保存や処理する方法とおすすめの再利用法を解説します。

「余ったモルタルってどうすればいいの?」このような疑問にお答えします、この記事では、余ったモルタルの保存や処分、何かに利用する方法を解説する方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。

余ったモルタルの保管方法

モルタル造形

水を加える前の状態であれば、湿気の少ない場所で保管できます。ただし、封を開けてしまっている場合は長期保存には向かないので、早めに使い切ってしまった方が良いでしょう。短期保存や少量の保存であれば、密封した容器に乾燥剤と一緒に入れて保存してください。湿気があると徐々に固まってしまいます。特に、夏場は湿度が高くなりやすいので、注意してください。

まだ封を開けていないのであれば、長期保存が可能です。不要であれば、ホームセンターなどの購入した店舗に依頼すれば、引き取ってもらえる可能性があります。ただし、引き取り条件があったり有料になる可能性があるので、よく確認してください。

また、ネットオークションなどのフリマサイトで販売する方法もあります。ただし、重量が重くなったり梱包用の箱が大きくなる傾向があるので、送料には注意してください。近場の地域での取引であれば、自分たちで受け渡しができて送料を気にしなくて良いのでおすすめです。

もし水を加えたモルタルが余ってしまった場合は、使ってしまうか捨てるしかありません。捨て方やおすすめの利用方法は、後述するので参考にしてください。

モルタルのついた道具の洗い方

モルタル造形

モルタルがついている刷毛やバケツを、洗面所やお風呂場で洗ってはいけません。モルタルが一緒に洗い流れてしまい、排水溝や配管の中でモルタルが固まって使えなくなってしまいます。配管の中でモルタルが固まると、通常の詰まりと違って配管自体の交換が必要になるので、かなりの修繕費と時間がかかってしまうでしょう。

モルタルがついた道具を洗う際は、トロ船などの大きめの容器で、モルタルの付着した道具をまとめて洗ってください。モルタルが残ったまま放置してしまうと固まってしまうので、再利用できなくなってしまいます。可能であれば洗う容器を2つ用意して、道具にモルタルが残らないようにしてください。

全て洗い終わったら、容器に多めの水を入れて安静な場所で一晩置いておいてください。モルタルだけが重みで下に沈みます。綺麗になった上澄みだけ捨てて沈んだモルタルは固めて廃棄してください。具体的な廃棄方法は詳しく後述します。

また、上澄みの水を捨てる際にも注意が必要です。モルタルは強アルカリ性なので、水もアルカリ性に傾いています。そのため、庭に捨てると植物への影響が出てしまいます。下水道に捨てる際も各自治体で捨てられる基準が決まっているので、クエン酸などで中和してから捨てるようにしましょう。

固まったモルタルの処理方法

モルタル造形

モルタルやコンクリートなどの処理方法は市町村によって決まりが異なります。詳しい処理方法はお住まいの自治体に確認してください。けっして確認する前に粗大ごみや不燃ごみなどの家庭ごみでは捨てないようにしましょう。

また、モルタルの回収は不用品回収業者へ依頼できます。家庭で出たモルタルは産業廃棄物にあたりません。産業廃棄物とは事業活動によって出た廃棄物と法律で定められています。なので、家庭のDIYで出た物であれば、産業廃棄物にはあたりません。そのため、「産業廃棄物回収運搬許可証」がなくても問題なく依頼できます。

不用品回収業者へ依頼するメリットは、手間がかからないことです。特に、不要になったモルタルが多いとそれなりの重量になります。細かく砕いたり運搬するとかなりの手間や労力がかかるでしょう。不用品回収業者であれば、自宅まで引き取りに来てもらえて運搬もしてもらえるので、不用品回収業者へ依頼するのがおすすめです。

しかし、残念ながら悪徳な不用品回収業者も存在します。悪徳な不用品回収業者は、正しく廃棄処理をおこなわなかったり、後から余計な費用を請求されるなどのトラブルに巻き込まれる可能性があるので、絶対に利用しないようにしましょう。

余ったモルタルの利用方法

モルタル造形

余ったモルタルの利用方法は、下記の3つがおすすめです。

● 砂利やブロックとして利用する
● 小物を作る
● 家具をリフォームする

それぞれ具体的に解説します。

砂利やブロックとして利用する

余ったモルタルが少量であれば、薄く伸ばして固めた後に砕いて砂利や小石として利用するか、牛乳パックなどの型で固めてブロック状にして利用する方法もあります。砂利や小石にして庭や駐車場にまいたり、ブロックにして次の造形の際に骨格として使ったり、そのまま庭石として利用できます。

小物を作る

余ったモルタルを利用して小物を作って処理するのもおすすめです。端材を組み合わせて骨格を作りモルタルで加工したり、型を作ってモルタルを流し込んで作ったりするだけで作れます。具体的には下記のような物が作れます。

● 花瓶
● 表札
● ガーデニングオブジェ
● 写真建て

余ったモルタルや塗料の処理と、オシャレな小物ができて一石二鳥の方法です。また、小物であればちょっとしたプレゼントにもできるので知り合いに配ったり、作っておいてプレゼントのタイミングであげるのも良いでしょう。

家具をリフォームする

余ったモルタルを利用して家具のリフォームをするのもおすすめです。使っていない家具や表面がデコボコしてきたテーブルなど、モルタルを利用すればオシャレで自分だけの家具にリフォームできます。具体的には下記のようなものがリフォームできます。

● テーブル
● イス
● カラーボックス
● 本棚
● テレビ台

リフォームする対象が大きければそれだけ処理できるモルタルも多くなりますし、余っているモルタルが少なくても、テーブルの天板やイスの背もたれや手すりなど、部分的にリフォームするだけでもオシャレになります。新しいデザインに生まれ変わった家具があれば、部屋の雰囲気も明るくなるのではないでしょうか?

まとめ

モルタル造形

この記事では、モルタルの保存方法や処理方法について解説しました。

モルタルに水を加える前であれば、密閉できる容器に乾燥剤と一緒に保管できます。ただし、長期保存には向かないので、できるだけ早く使い切ってください。

また、封を切っていない状態であれば、長期保存が可能です。もし、いらない場合は購入店に引き取ってもらえるか確認してください。他にもフリマサイトなどのネットオークションで販売する方法もあります。ただし、重量や梱包する箱が大きくなりがちなので、送料には注意してください。

モルタルのついた道具は、洗面所やお風呂場で洗わないようにしてください。排水溝や配管の中でモルタルが固まってしまい、余計な手間や修繕費がかかってしまいます。道具を洗うさいは大きめのトロ船でまとめて洗い、モルタルが沈殿したら上澄みの水を捨ててください。

トロ船に残ったモルタルや不要なモルタルは、市町村によって処分方法が違うので、お住まいの自治体に確認してください。費用はかかりますが、不用品回収業者へ依頼するのもおすすめです。しかし、悪徳な不用品回収業者もいるので、トラブルに巻き込まれないように注意してください。

余ったモルタルを利用する方法は下記のとおりです。

● 砂利やブロックとして利用する
● 小物を作る
● 家具をリフォームする

ブロック状に固めて庭石などに利用したり、細かく砕いて砂利として利用してください。また、小物を作ったり使っていない家具のリフォームに使用するのもおすすめです。